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going bed |
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「緑間っち、ねぇ」 甘えるように背後から抱き締めてそのうなじに唇を落とす。 舌先でその白い肌を舐めれば、声もなく震えるから、それに乗じて耳朶に甘く噛みついて、形を辿る様に舌を動かしてみる。 腰にまわした手のひらをTシャツの下に滑り込ませ、するすると腹から胸へと撫で上げた途端、「…んぁっ」と、小さな声が漏れた。 指先で胸の先端を両方同時に抓んで転がすように弄ると、徐々に息が乱れ始める。 声を上げないように唇を噛みしめているせいで、呼吸が上手くできないのだろう。 毎回、毎回、同じように煽るけれど、毎回、毎回、こうして抵抗するから、それがもどかしくて、かわいいと、黄瀬は思う。 だから、その手を止めずに、少しずつ焦らしながら、緑間の熱が溜まるように仕向けるのも楽しい。 「まだ、胸しか弄ってないんスけど、感じすぎじゃないんスか?」 耳元で低く囁けば、頬が一気に紅潮していくのが見える。 「やっ、…ぁ」 硬く尖がった先をしつこく指先や爪でつつくだけで、熱を含んだ吐息と甘い声が零れていく。 「…ぁ、あ、…はっ…んぅ…っ」 撫でたり、揉んだりを繰り返していくと、身を縮めるように反応する。 いつから、こんな風に容易く感じるようになったのだろうか。 それが、全て自分の手に寄るものだとわかるから、背筋を伝わるように快感が走り抜けた。 「やーらしい声、もっと聞かせて欲しいっス」 「ば、…か」 振り返る緑間にぎろりと睨まれたけれど、快楽の熱に浮かされたような潤んだ目では、ただ煽られるだけだった。 「その気になったでしょ?」 胸元から片手を下肢に移動して、硬度を増していたそれをジーンズの上から掴めば、一気に身体が跳ねあがる。 「…っ!うぁ…あ、やめ…っ」 「ね?」 揉みこむように握ると、腰が揺れた。 ちゅっともう一度うなじに吸い付いて、今度は紅く跡を残す。 「も、いーっスよね?」 確認をするようにその頬にキスをする。 黄瀬は背後から正面へと移動すると、緑間の眼鏡をそっとはずした。 「…良いところ、だったのだよ」 緑間が諦めずに持ち続けていた本をようやく床に置いた。 「じゃましてごめんね」 続く溜息を止めるようにその唇を塞いでしまう。 ちゅっちゅとリップ音を立てて吸いながら押し倒せば、深緑色の目が閉じていく。 「悪いと思ってもいないくせに謝るな」 「オレを放っておく緑間っちが悪いんスよ」 「オマエは本にまで嫉妬するのか」 「強敵っスよね」 大真面目に答えれば、べしっと額を叩かれる。 「いった…」 「バカめ」 そう言う緑間の口の端が緩むのを見て、黄瀬はもう一度口付けた。 「ベッド行く?」 間近でその顔を覗き込めば、瞳に映る自分が見える。 「そうしてくれ」 甘い雰囲気にはならないけれど、拒絶されないことが嬉しい。 へらっと笑ってしまうのを止められないでいると、起き上がった緑間にちゅっとキスをされる。 「緑間っち?」 「顔がだらしないのだよ」 「緑間っちがエロいからっスよ」 さらに緩んでしまう顔を両手で押さえたら、緑間が苦笑いを浮かべた。 「ね、もー、我慢できないんで、ベッドに行って?」 「……嫌だと言ったら?」 「ここにきて、それはないっスよね」 黄瀬は緑間の両腕を掴んで持ち上げると、すぐ側のベッドへと強引にその背中を押しつけた。 「冗談なのだよ」 黄瀬の手を振りほどいて、緑間は自ら先にベッドの上に座った。 「緑間っちのそれ、わかりづらいっスから」 楽しそうに笑いながら、緑間を抱き締めて、そのままベッドに倒れこんだ。 終わり |
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2013/07/18 |
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※ちょっとえっちいのが書きたくなったのと、 |
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