黄瀬くんと緑間くんの誕生日祝い☆

 
     
 


「緑間っち」
「黄瀬」
『誕生日おめでとう』

かちんとグラスを合わせて、乾杯。
花束とケーキ。
それから、キスをする。

「オレの誕生日終わったんスけど?」
「オレの誕生日はまだなのだよ」

見詰め合って、笑って、もう一度キスをする。
触れるだけで甘いのは、食べかけのケーキのせいかもしれない。

「知ってるっスか?オレの誕生日と緑間っちの誕生日、

数えると20日なんスよ。27日にお祝いするとちょうど真ん中なんス」

「今日は30日なのだよ」
「来年は、27日にもお祝いしたいっス!」

白いクリームに赤いイチゴ。
黄色のスポンジに緑色のプレート。
お互いが生まれたことに感謝する。
出会えたことにも感謝する。

「オレね、緑間っちのこと、好きになって良かったって思ってるんスよ」

つらいこともくるしいこともあるけれど、しあわせなことが多い。

「そうか」
「それだけっスか?」
「他になにか必要か?」
「緑間っちは?オレといて、しあわせ?」

もくもくとケーキを食べる緑間を見詰めれば、目を合わせようとしない。

(照れてんのかな?)

口の端にクリームがついたのを見つけて、指先で拭いとれば、緑間が驚いたように顔を向けた。

「クリーム、ついてたっスよ?」

指先のクリームを舐めれば、ひどく甘い。
にっこりと笑った黄瀬にやわらかな眼差しを向けた緑間がケーキを食べながら、言う。

「……。幸せなのだよ」

口元におだやかな笑みを浮かべるから、黄瀬はその表情に見惚れてしまう。

「オレもしあわせっス」

ケーキの味がする甘い甘い口付けをかわした。

Happy Birthday☆



終わり



 
     
 

2013/06/30
混合色ペーパーより