12月22日

 
     
 


寝ても覚めても。
一人の人のことばかりなのは、本当に病気かもしれない。
思考を捕われる感覚は嫌いじゃないけれど。
依存しすぎてるような気もするから、落ち着かない。

「好き、嫌い、好き、嫌い・・・」

一歩進むごとに繰り返す。
子供みたいな遊び。

右足で好き、左足で嫌い。
辿り着いた先にどちらの足で踏み込むのかで、決まる。
花占いの変化版だ。

好きなところは、ビー玉みたいな目。
真っ直ぐに伸びた背中。
好き、嫌い、好き、嫌い。

嫌いなところは、口うるさいところ。
一言余計なのは、もうなおらないだろうけど。
好き、嫌い、好き、嫌い。

嫌いになれないから、好き。
好きだから、好き。

好きなところは、さりげなく、優しいところ。
気付かないうちに、甘やかされる。
気付いたら、慰められている。

(あと、強いところ・・・)

嫌いなところは、何も言わないところ。
自分の気持ちをいつも隠してる。
本当のことを言わないから、わからなくて、イライラする。

(もっと、甘えてよ・・・)

好き、嫌い、好き、嫌い。
意地になって、繰り返す。

『今日の双子座は最下位だったのだよ。
ラッキーアイテムは・・・』

おはようのついでに、おは朝の結果が悪い時にだけ、メールが届く。
自分の星座だけでなく、双子座も気にしてくれるのが、嬉しい。

今日のラッキーアイテムは、ビー玉。
縁日で見かけた緑色のビー玉が、緑間の瞳のように見えた。
買ったまま机の引き出しの奥に仕舞っておいたのが、役に立つらしい。

陽の光にかざすと、緑色の影を作る。
冷たくてキレイなガラス玉。

(今日は一日、緑間っちと一緒っスね・・・)

さすがにそれは自分でも少し気持ち悪い思考だ。
それでも、ビー玉を見て、緑間を連想するのだから、いまさらかもしれない。

緑色のビー玉が、どんな災難から身を守ってくれるのかはわからないけれど。
お守りのかわりになるのなら、それはそれで、心強い。

好き、嫌い、好き、嫌い、好き。

駅から校門までの道のりで繰り返す。
右、左、右、左、右・・・。

校門の手前で、ほんの少しだけ調整をして。

「好き!」

一歩踏み込んだ。



終わり



 
     
 

2012/12/22

 
     
 

毎日、どんなときでも、
緑間くんの事ばかり考えてる、
黄瀬くんもいいなって、思ったので。

 
     
 

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